宮古島日和

ちょうど3年前の2003年9月11日の夜、宮古島に台風14号が訪れた。
今日はその日に戻ったつもりで日記を書きます。
今までどこにも出してなかったその時の写真があるので合わせて載せますね。


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この日の朝、台風が来ているのは知っていたけど、
まだまだ影響もなく暴風警報も発令されていなかったのでいつも通り仕事へ行った。

午後過ぎた頃から風は次第に強くなり、
いつものごとく台風対策をして、業務を終えて帰宅。

夜の7時頃からどんどんどんどん風が強まり、
家にいるのが怖くなったので（まだ台風経験が少なかった）
知り合いのところへ避難する事にした。

わいわい言いながら楽しく宴会をしていると
その間にも風、雨は強まり、雷もひっきりなしに光っては鳴っていた。

そして午後10時くらいに停電。

ろうそくをつけ宴会続行↓


泡盛(千代泉)とラジオとろうそくが宮古島の台風らしさを象徴。


電気は一向につく気配がなかった。
時間が経つにつれ、風はどんどん強まり時々風圧で耳が痛くなる。
外に出られる状況ではないのに、さすが宮古島？まだ車が走っていた。

そうこうしていると、この避難場所にあった発電機が登場。
テレビをつけてみると･･･



気圧915hPaって。。。　最大風速55m/s。
しかもしっかり台風の中心が宮古島に向かっているわけで。

日も変わり、午前3時頃になると次第に風が弱まってきた。
なぜなら台風の目に近づいてきたから。

そして3時30分頃、風はほぼないに等しくなり外に出ることができた。
台風の目に完全に入った証拠。
そして外へ様子を見に行くことになった。

まずは平良港へ。
しかし街路樹があちこちで倒れていて車もまともに通れない。
だいぶ遠回りをした。


そうこうしてるうちに港について、悲惨な光景を目にする事になった。



あちこちの船がひっくり返って重なりあい、



船の台車ともどもひっくり返っているものもあれば



どこから飛んで来たかもわからない車があったり。



桟橋から落ちそうになったぐちゃぐちゃの車もあった。



自然の風でこんな事になるとは全く想像もしなかった。



パイナガマビーチでは


沖に停泊していた作業船がビーチまで流され堤防を破壊。


ホテルアトールエメラルド前の道路では


道路標識が外れ、どこかへ飛んでいっていた。



今までの人生で見たこともない風景が目の前にあった。
しばらくの間、この現実が受け止めれなかった。


そしてこの次の日、もっと悲惨な光景を目にする事になるとは･･･。

続きはまた今度。


今日の