宮古島日和

実家からDVDを送ってもらい、ようやく放送を見ました。
自分で申し込んでおきながらいざ見ると恥ずかしいもんですね。

まだ放送していない地域もありますが
もうほぼネタバレしたと思われますので、全てのストーリーを公開します。


2007年の5月のある日。
沖縄の離島の多良間島のさらに離島の水納島にて
1本のメッセージボトルを友達が発見する。





中に入っていた手紙は何年に送られて来たかはわからないが
7/10（月）にアメリカの大統領に向けて送られた手紙が入っていた。
「大間とアメリカが仲良くなりますように」と子供が書いたと思われる文面。
青森の大間からと言う事以外、詳しい住所は書かれていなかった。

せっかく見つけたので送り主を捜そうと思うも、
人物が特定できない上で大間に行く事は難しい。

そこで思いついたのが「探偵ナイトスクープ」。
関西地区に住んでいたら知らない人はいない有名な番組。
視聴者の色んな調査依頼に応えてくれる。
一か八か応募してみる事にした。

それがなんと採用され、7月にロケが行われ、
3日間の日程で水納島〜大間を縦断した。

まず、水納島で見つけた雰囲気を再現。
次に那覇の琉大へ行き、先生に海流の流れを聞く。


大間から沖縄へ下る海流はないのでこういった道筋をたどるそう。
先生による推測だと最低でも2年はかかるとの事。
（あとからわかった事ですがマグロもこの海流に沿って回遊し、育つんだそうです）

そして大間に行き、住民に突撃取材すると
なんと1件目であっさり誰かが特定できたのでした。
手紙に書かれていた数名の名前の一つに
大間では1件しかない名字があったのですぐに見つかったのです。

そしてそこへ向かい、ついに感動の対面となりました。
流したのは大間出身の女の子（現在高校2年生）4名と男の子（小学6年生）。




2000年の7月10日、彼女たちがまだ小学2年生の時に
学校で戦争の話を聞き、世界中が仲良くなってほしいとの思いを込めて
アメリカの大統領へむけてボトルを流した、という事でした。

彼女たち曰く、ボトルはすぐに割れて沈んでしまっただろうと思ったそう。
それがまさかアメリカ大陸の近くまで行き、太平洋を周り、
7年もの歳月をかけて水納島に流れ付くとは誰も想像できませんよね。

そしてボトルと手紙は彼女たちの手元へ戻す事にしました。
果たしてアメリカ大統領に改めて手紙を送ったかは不明ですが（笑

これで1本のメッセージボトルが7年かけて旅をした話は終わりです。




今回、番組の力を借りての旅になりましたが
まさか会えるとは思いもよらず、私の人生の歴史に刻まれる思い出が残りました。
大間の子供達もとーっても良い子でかわいかったしー。メルアド交換とかしちゃったw

本当に探偵ナイトスクープのスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
ロケの3日間もほぼ行動も同じで、非常に親切にして頂きました。


で、見そこねたー！って方も多いと思います。
ブログでは宣伝しませんでしたからね。
だってそんなテレビに映るとかって恥ずかしいじゃないですか（笑
テレビは恥ずかしいけど、誰だか捜してほしかったし。複雑な乙女心なんです。
まぁ見れた方はラッキーだったと言う事でご理解下さい。


ちなみに放送中にボトルの写真が映っていましたが
そこに見えてた白い毛むくじゃらの手はPたそのです。
Pたそ、めでたくテレビデビューってことです。


最後に…ちょっと思ったんですけど、この話に少し脚色を加えて
ストーリーを作り直したらステキな物語が出来そうと思いません？
誰かやってくれたりしたら面白いのにな〜なんてね（笑


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
7月の半ばにロケは終わっていたのでその時点で言う事もできましたが、
放送が終わるまでは言えないなーと思い、今まで詳しくは黙っていました。
そして先日、大阪での放送が終わり、私も見る事ができました。
まだ放映されていない地域の方にはネタバレする形で申しわけないですが、
番組自体放映されていない地域が宮古島と東京を含めたくさんあり、
その方達への報告もしたかったので本日、完結編を書きました。
ご了承下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー